薬師寺 法相宗大本山 薬師寺

玄奘三蔵院伽藍

玄奘三蔵(602-664)は中国唐代を中心に活躍した僧侶です。玄奘三蔵は当時の中国に未だ伝来していなかった経典を求め、インドへ求法の旅にでます。17年に及ぶ旅を終え帰国すると、持ち帰った経典の翻訳に努めました。その数は1335巻に及びます。『般若心経』は玄奘三蔵の翻訳によるものです。
玄奘三蔵の求法の旅の目的は「瑜伽唯識」を究めることでした。その教えは玄奘三蔵の弟子である慈恩大師により、「法相宗」として大成し、日本へも伝来します。現在は薬師寺と興福寺が法相宗大本山です。玄奘三蔵は法相宗の鼻祖として仰がれています。
昭和17年に中国南京で玄奘三蔵のご頂骨(頭部の骨)が発見され、全日本仏教会に分骨されました。
埼玉県さいたま市の慈恩寺に奉安されたご頂骨を、玄奘三蔵の遺徳顕彰のため昭和56年に薬師寺にもご分骨を賜り、平成3年に玄奘三蔵院伽藍を建立しました。
平成12年(2000)12月31日には平山郁夫画伯の手により玄奘三蔵の旅の道のりを描いた「大唐西域壁画」が奉納されました。

公開期間
1月1日~1月8日      3月1日~6月30日      8月13日~8月15日      9月16日~11月30日

玄奘三蔵院伽藍の仏像 玄奘三蔵像

玄奘塔に祀られている玄奘三蔵像は、大川逞一仏師の手によって制作されたものです。右手には筆を、左手には貝葉(インドのお経)を手にしており、天竺からの帰国後、経典の翻訳作業中の玄奘三蔵の姿をモデルにしたものとしています。