薬師寺建立を発願された天武天皇は、お写経の功徳による国家安穏と万人豊楽を願い、大蔵経のお写経をなさいました。
薬師寺東京別院では現代でも、たくさんの方々がいにしえの時からの願いを繋ぎ、未来へと想いを馳せ、日々お写経に通われています。

日時 毎日(日曜・祝日問わず) 午前9時開門 午後5時閉門
予約 不要 ※5名様以上でご来寺される際は、事前にご連絡頂けると、お待たせする事無くご案内出来ます。
場所 薬師寺東京別院   アクセス
持ち物 不要(用具は一式備えておりますので手ぶらでお越しください。)
お写経の種類/
納経料
般若心経1巻 2,000円
薬師経1巻 4,000円
唯識三十頌1巻 5,000円

詳しくはこちら

特徴
  • 宗教・宗派を問わずどなたでもお写経して頂けます。
  • 毛筆もしくは鉛筆をお選び頂けます。
  • お手本に用紙を重ね、お手本の文字をなぞるため、誤字の心配がありません。
  • 一巻を何回かに分けてお写経することも可能です。
  • ご自宅でもお写経して頂けます。
  • 般若心経のお写経を3巻ご納経された方に集印帳を発行します。
  • 般若心経のお写経を108巻ご納経された方に「輪袈裟」を、216巻ご納経された方に「肩衣」をお贈りします。

お写経の種類

般若心経

お釈迦様の教えのエッセンスを空の思想を中心に270文字に凝縮して説かれた経典。宗派や年齢層を超えて、全国の方々に広く書写されています。
また、お手本裏面には、お子様やお急ぎの方でも書き易い、文字数の少ないお写経「般若心経のこころ」のご用意もございます。

所要時間

約1時間〜1時間半

納経料

1巻 2,000円

集印帳(3巻目より発行)

般若心経集印帳

薬師寺のご本尊である薬師如来の守護神は、十二神将と呼ばれる十二の神々です。この十二神将の本地佛(本来の佛としての姿)である弥勒菩薩から釈迦如来まで十二の佛様のお姿に納経印を押させて頂きます。

薬師経

薬師寺のご本尊である薬師如来が菩薩として修行中の時に立てられた十二の誓願と、その功徳が説かれた経典。薬師如来坐像の写佛がついている事が特徴で、約800文字。病気平癒、健康祈願をされる方にお勧めです。

所要時間

約3時間〜3時間半

納経料

1巻 4,000円

集印帳(3巻目より発行)

薬師経集印帳

宮毘羅大将から毘羯羅大将までの十二神将は、薬師如来の十二の大願に応じて現れる、薬師の分身とも言われます。また、十二神将と十二支が結びつき、薬師信仰が広まりました。この十二神将のお姿に納経印を押させて頂きます。

唯識三十頌

インドの世親菩薩によって著され、中国の玄奘三蔵によって翻訳された600文字の法相宗の根本論書。一頌は、一句五文字の四句から成り、唯識の思想の核心が三十の頌(詩)にまとめられた論典。法相唯識教学を学びたい方にお勧めです。

所要時間

約2時間〜2時間半

納経料

1巻 5,000円

集印帳(3巻目より発行)

唯識三十頌集印帳

法相宗の始祖・玄奘三蔵は唐の都、長安を出発されてインドに向け17年の求法の旅をされました。「大唐西域記」によりますと、訪れた国は138カ国とされます。そのうちの高昌国から大唐国長安までの100カ国を選び、紀行図も掲載し編集された集印帳です。
玄奘三蔵の「不東」の精神にあやかり、一巻一巻、一歩一歩、行脚の道程を追体験して頂けます。

初めての方へ

薬師寺東京別院では年齢や性別に関係なく、多くの方々がお写経に来られます。一度体験してみたかったと言う方から、日々の暮らしの中での心の癒やし・安らぎを求めお越しになる方、近年では国内で多く発生する自然災害の被災地復興を願う方など、その想いは様々です。 その皆様の願いの込められたお写経は、奈良薬師寺の堂塔内陣で永代に供養されます。現代を生きる人々の尊い祈りを、千年・二千年後へと後世に伝えたい。それが薬師寺のお写経なのです。
お写経は365日していただけます。どうぞ手ぶらで、まずは気軽にお越しください。

薬師寺東京別院には、こんな方がお写経をしにいらっしゃいます。

  • 薬師寺の伽藍復興や、薬師寺およびその他の神仏への広い信仰心。
  • 親族、友人等への病気平癒、健康祈願、家内安全、学業祈願等成就の為。
  • お盆やお彼岸に、ご先祖供養としてのお写経。
  • 静かに自分と向き合う時間を持ちたい方。
  • 精神修養の為として平常心、集中力、忍耐力を養いたい、経営者やビジネスマン。
  • 毛筆に慣れ親しみ、美しい文字を書きたい方。

お写経道場

お写経の流れ

1

受付

2階受付にて納経料を納め、お写経用紙と輪袈裟を受け取ります。(初めての方は、僧侶か職員により簡単な説明がございます)

2

入堂

道場入口にある「丁子」※1を口に含み、体内を浄め、道場に入ります。

丁子

※1 丁子は漢方薬の一種。お写経中は口に含んでおきます。

「香象」※2をまたぎ、体外を浄めます。

香象

※2 象の形をした香炉。強くやさしい象は佛教と縁のある動物です。

3

お写経する

※3につき、服装を整えて輪袈裟を首にかけます。机の上には、お写経道具の他に何も置かないようにしましょう。

お写経道場

※3 薬師寺東京別院のお写経道場。誰でも気軽に利用できます。

お写経道具※4の中には、筆、墨、硯、水差しが入っています。使い方がわからない時は、受付の職員に尋ねて下さい。

お写経道具

※4 お写経道具は一式揃っています。

4

納経・退場

書き終わったら筆を置き、合掌して一礼し、お写経用紙を持って佛前に行き納経盆※5に納めます。佛さまの正面に座り、一礼します。お願いごとを心の中で唱え、佛さまにお伝えしましょう。
使った道具はそのまま置いて席を離れます。お手本・お写経観念文をご希望の方は受付職員にお申し出下さい。
輪袈裟を外し、受付に返します。道場を出たところで、道場に向かって一礼します。

納経盆

※5 手前が納経盆。佛さまから見た方向にお供えします。

よくある質問

どんな時にお写経をするのがいいですか?

お写経というと、清々しい気持ちの時に行うイメージがあるかもしれません。しかし、イライラした時、気持ちがもやもやしている時こそお写経をすることをおすすめします。一文字一文字、お経の文字を書き写していくことで、少しずつ心が落ち着いてくるはずです。そうすると、自分がなぜ腹が立っていたのか、何が心に引っかかっているのかが冷静に見えてくるでしょう。

お写経をする時の心がまえは?

お写経をする時、色々な場面で、「無心」になるようにというアドバイスを耳にしますが、無心になることにとらわれていると、いつまでも書くことができません。思い切ってまず一文字を書いてみましょう。最後の一文字になった時、自らの心の本質に出会い、深い味わいを感じられるでしょう。ですから無理に「無心」になろうとする必要はありません。

お写経をすれば願いが叶うんですか?

お写経には「願文」といって、願いごとを書く部分があります。そのため、お写経をしたら、願い事が叶うんじゃないかと思う人もいるかもしれません。しかし、願いごとというのは、目標を立てることと同じだと考えてください。「試験に受かりますように」とお願いしたら、その願いが叶うように自分で努力することが大切。願いごとを明らかにすることで、自分の気持ちを切り替えましょう。

書き終わったお写経はどうすればいいですか?

書き終わったら佛前へ進み、納経盆に納めます。
自宅でお写経をする場合、書き終わったものは粗末にせず、箱に入れて保管してください。お佛壇があれば、お供えしてもよいでしょう。ある程度たまってきたら、近くのお寺に奉納できるか聞いてみましょう。その際は納経料が必要な場合もあります。他にはお棺やお墓に納めることもよくあります。納める先を一つに絞らず、まずは書きためていきましょう。

薬師寺に納めたお写経はその後どうなるのでしょうか?

納められたお写経は金堂のご本尊、薬師如来さまのご宝前にお祭りされ、勤行(おつとめ)によって願いごとが取り次がれます。翌日にはお写経道場にお供えされ、再び勤行で願いごとが取り次がれます。その後、千巻を一束とし、薬師寺の納経蔵に薬師寺が続く限りお供えし、永代供養されます。現在、永代供養されているお写経は850万巻にものぼります。長い年月にわたって供養されるお写経だからこそ、墨や鉛筆など、消えることのない筆記具でお写経をすることが大切です。

お経を見るのも初めてなのですがお写経はできますか?

お手本の上に用紙を重ね、文字をなぞる形でお写経をしていただきますので、初めての方でも問題なくお写経ができます。

どんな宗教・宗派でもお写経はできますか?

薬師寺ではどのような宗教・宗派の方でもお写経ができます。

子供でも、お写経出来ますか?

薬師寺のお写経は毛筆だけでなく鉛筆でもして頂けます。「般若心経」のお写経は通常、漢字ばかりで270文字程ありますが、お手本の裏面はカナ混じりの書きやすい内容となっておりますので、お子様でも書いて頂けると思います。

正座ができないのですが大丈夫ですか?

道場は椅子席です。正座ができなくても問題ありません。

字が下手だとダメですか?

毛筆で美しく書かれたお写経のお手本を見ると、「自分はこんなに上手に書けないから無理だ」と思う人もいるでしょう。しかし、お写経は書道ではありません。上手に書こうと思わず、リラックスして、丁寧に、心を込めて書くことが大切です。薬師寺のお写経は、お手本をなぞるようになっているので、なるべく自分のクセを出さずに書くのがポイントです。疲れたら休憩し、ゆっくり書きましょう。

毛筆以外の筆記具でもお写経できますか?

鉛筆でお写経することもできます。お写経は長い年月をかけて永代供養されるため、消えることのない墨(毛筆)か鉛筆を使用していただきます。

持ち物を教えてください。

お写経に必要な道具は道場に完備していますので、特に必要な持ち物はありません。

お写経の予約等は必要ですか?

ご予約は必要ございません。但し5名様以上でご来寺される際は、事前にご連絡頂けると、お待たせする事無くご案内出来ます。

時間はどれ位かかりますか?

筆に慣れている方と、慣れていない方では差があると思いますが、1時間〜1時間半を目安にして頂くと良いでしょう。

一度に書かなければダメですか?

お写経は、一日に一文字ずつ書くのもいいですし、家族で一行ずつ書いてもかまいません。お写経を行う時間も、自分の好きな時間でいいのです。ご自身が、心地よくお写経できる方法を見つけてください。

お写経の出来る時間は? 

薬師寺東京別院は年中無休です。午前9:00開門 午後5:00閉門となっておりますので、お写経の方は15:30頃までにご来寺頂けると、ゆっくりお写経して頂けます。

お手本は持ち帰れますか?

お写経道場にあるお手本は、皆様にお使い頂く為のお手本です。お手本が必要な方は、受付で職員にお伝えください。お持帰り頂けるお手本をご用意しております。

持参したお経を納めることはできますか?

納めていただくことはできますが、永代供養されるのは薬師寺の用紙のみです。

ご自宅でお写経

ご自宅では自分のペースでゆっくりとお写経して頂くことができます。
お書きいただいたお写経は、薬師寺まで郵送していただくか、参拝の際にご納経いただくこともできます。

ご自宅への郵送をご希望の方は、ご入力頂いたご住所に振込用紙を郵送致しますので
郵便局にて、お手続きお願いいたします。ご入金を確認した後にお写経をお送り致します。

ご自宅でのお写経お申込はこちら
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