お稽古には志野流香道 蜂谷宗苾 若宗匠、御家流香道 小畑洋子師範のご指導の下、香道の勉強会を開催しております。
宮尾登美子氏の小説「伽羅の香」の主人公山本霞月宗匠が香道を極められたお部屋で「伽羅の香り」と「香道への想い」を体験されては如何でしょうか。
仏教とともに伝来した日本の文化
香道は、香木を焚き楽しむ日本の伝統芸道の一つです。香木は熱帯地方に太古から繁っていた樹木が地中に埋もれ、長い年月の間に変質し、芳香を放つようになったものです。
日本に香が伝えられたのは奈良時代の仏教伝来によるもので、仏教と共に広がり、主に宗教的儀式に用いられました。平安時代にはその芳い香が尊ばれ、宮中や貴族社会では教養的遊びの為の日用品となり、やがて芸術的なものとなりました。
香道は室町時代、当時の様々な遊び方を整理した三条西実隆や志野宗信により体系化され、御家流・志野流として現代まで受け継がれています。
芳い香りを聞いた時
人は心に安らぎを感じることができます
組香は、いくつかの香りを聞き(嗅ぎ)判別する遊びです。主題は殆ど古典文学(和歌や物語など)から選び出され、香りを通してその雰囲気を味わうことが出来ます。
芳い香りを聞いた時、くつろいだ気分に満たされ、人は心に安らぎを感じることが出来るでしょう。
小畑 洋子(おばた ようこ)
御家流香道 師範
日本香道協会会員
公益財団法人 お香の会 理事
実践女子大学短期学部 講師
渋谷書道連盟理事
5歳より、書家である父 工藤愚庵に書の指導を受ける。実践女子大学香道研究会で、御家流香道第二十一代 三條西堯山 宗家に師事。実践女子大学文学部国文学科を卒業後、公益財団法人お香の会、朝日カルチャー等の香道教室の講師を勤める。
1982年から2年間ドイツに滞在し、その間ミュンヘン、ニュルンベルク、マンハイム等で香道を通じた国際文化交流に努める。
現在、御家流香道汲霞会(薬師寺東京別院内)を主宰するほか、実践女子大学香道研究会の学生を指導し、同大学短期大学部で「香の文化」を講義するなど、香道の普及に尽力している。
2015年から川越市立博物館で「親子で香を聞く香道体験」を実施。
稽古日 | 毎月第4金曜日 |
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会費 | 25,000円(半年間 5回) |
蜂谷 宗苾(はちや そうひつ)
志野流香道 若宗匠
志野流香道 第21世家元継承者
昭和50年生まれ。室町時代より500年20代にわたり香道と茶道を継承してきた志野流の21世家元継承者。幼少の頃より、祖父19世宗由、父20世宗玄の元で研鑽を積む。平成7年薬師寺高田好胤管長・安田暎胤執事長(当時)に随行し、インド佛跡を巡礼。平成14年より大徳寺530世 住持 泉田玉堂 老大師の下で1年間修行生活を送る。現在は、全国の教場のみならず世界各地で啓蒙活動、文化交流活動を行いつつ、稀少になった香木を後世に遺すための植林プロジェクトにも積極的に携わっている。
◯平成21年度 文化庁海外文化交流使
◯フランス調香師協会名誉会員
◯日本ソムリエ協会名誉ソムリエ
稽古日 | 毎月第1金曜日(家元行事により変更の場合有り) |
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月謝 | 8,000円 |