白い布を
「大袈裟」とは、物事を事実以上に誇張するさまのことですが、僧侶は、本来の袈裟の使用方法を逸脱して華美に装飾されたり、必要以上に大きくしたりして目立とうとした行為が揶揄されて「大袈裟」という言葉が用いられるようになりました。
また、佛教に深く帰依するコーサラ国の
これも袈裟の由来であって、そのためにお袈裟のことを福田衣と言います。
袈裟には十のご
一 身を覆い羞恥を離れて慚愧を倶す
二 寒熱蚊蟲を離る
三 沙門の相を示し、見る者歓喜し邪心を離る
四 人天宝幢の相、梵天の福を生ず
五 之を着する時宝塔の想を生じ諸罪を滅す
六 壊色貪欲を生ぜず
七 袈裟は佛の浄衣、永く煩悩を断じて良田を作る
八 罪を消して十善を生ず
九 良田の如し、能く菩提の芽を増長す
十 甲冑の如し、煩悩の毒箭害する事能はず
「糞掃衣」や「福田衣」を身に着けた僧侶が本来の僧侶で、「馬子にも衣裳」で形だけに捉われない様にしなければなりません。
合 掌
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