令和8年 薬師寺 秋の特別公開
「よみがえる白鳳」―金堂復興50周年記念展―
令和8年10月24日(土)~11月8日(日)
「百万巻写経による金堂復興勧進」によって金堂が復興してから今年で50年。薬師三尊像(国宝)を祀る金堂は戦国時代の戦火によって失われましたが、370年の旧金堂を経て、多くのまごころによって金堂がよみがえりました。今回は、東塔水煙をはじめ奈良時代から各時代の宝物を展示して、薬師寺の歩みをご紹介します。また薬師寺の教えを伝えた玄奘三蔵をまつる玄奘三蔵院伽藍も特別公開いたします。
- ●会期
令和8年10月24日(土)~11月8日(日) - ●会場
薬師寺内 西僧坊・玄奘三蔵院伽藍 - ●拝観料
【特別公開券】大人 1,000円 中高生 500円 小学生 100円
※別途、通常拝観料が必要です。
※団体割引はありません。
①玄奘三蔵院伽藍 特別公開
薬師寺の教えは、『西遊記』の主人公三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵(602~664)によって東アジアに伝えられ、薬師寺では玄奘三蔵院伽藍に玄奘三蔵の頂骨と尊像をまつって、功績を未来に伝えています。玄奘三蔵像をまつる玄奘塔、平山郁夫氏が玄奘三蔵の17年に及ぶ旅路を描いた大唐西域壁画を公開します。
②西僧坊
「よみがえる白鳳」―金堂復興五十周年記念展―
天武天皇・持統天皇により創建された薬師寺。1528年の享禄の兵火によって、金堂や西塔をはじめ多くのお堂を失った薬師寺。それ以来、500年にわたって薬師寺は復興を継続し、高田好胤和上・西岡常一氏をはじめ、多くのお写経結縁者の力によって50年前に金堂を復興したことに始まり、現在も白鳳伽藍の復興を行っています。薬師寺1300年の歴史を金堂というお堂の歴史からふりかえります。
《西僧坊展示のみどころ》
- ①東塔水煙(国宝)が寺内では7年ぶりの特別公開。
- ②世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」登録を記念して、天武天皇像を特別公開。
- ③戦国時代末期に造営された旧金堂の遺構を初公開。
- ④豊臣兄弟をはじめ、ゆかりの戦国武将の書状類を公開。
- ⑤豊臣秀吉公念持仏と伝承される摩利支天坐像も公開。
寺内では7年ぶりの特別公開
伝 豊臣秀吉公念持仏
〈展示内容〉
- 1,薬師寺創建 ▽天武天皇坐像(鎌倉時代)
- 2,遷寺と東塔創建
▽旧金堂須弥壇石(奈良時代) ▽水煙(国宝・奈良時代)
▽檫管〈檫銘〉(国宝・奈良時代) ▽東塔関連部材(国宝・奈良時代) - 3,享禄の兵火から復興へ
▽旧金堂鰐口(文亀元年/1501年) ▽旧金堂扁額「瑠璃宮」(江戸時代)
▽旧金堂瓦(増田長盛公銘文ほか) ▽旧金堂奉納「薬壺図」4点(江戸時代)
▽旧金堂華鬘(寛永13年/1636年奉納) ▽旧金堂格天井・鏡板(江戸時代)〈トピックス:豊臣兄弟と薬師寺〉 ▽摩利支天坐像(伝豊臣秀吉念持仏・江戸時代) ▽八幡宮棟札(安土桃山時代)
▽織田信長黒印状・豊臣秀吉書状・羽柴秀長書状類(安土桃山時代) - 4,昭和の金堂復興へ
昭和42年、高田好胤和上は老朽化した旧金堂を解体して、天武・持統両天皇が創建された金堂の再建を決意し、前例のない百万巻写経による金堂復興を発願します。お写経によって人びとが「心のオアシス」に目覚め、そのまごころの結晶として、昭和51年に金堂が再建されました。金堂復興の歩みを紹介します。
▽高田好胤和上・お写経関連遺品 ▽西岡常一棟梁関連遺品
▽金堂天井画原画(平山郁夫筆)
③国宝 東塔・西塔特別開扉
- ●公開日程
令和8年10月24日(土)~11月8日(日) - ●開扉時間
午前9時~午後4時半
※荒天時は閉扉致します。 - ●公開場所:国宝東塔ならびに西塔 中村晋也作「釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」
※扉の外より中を見て頂く形で、塔の中にはお入りいただけません。
④連動企画
「もっとよく知る講演会」
秋の特別公開「よみがえる白鳳―金堂復興五十周年記念展―」にあわせ、外部有識者による講演会を開催いたします。展示だけでは伝えきれない歴史的・文化的背景を第一線の研究者の方々にご講演いただき、より深く薬師寺のことを知っていただく企画です。ご講演後には僧侶による特別公開の解説も行います。
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10月24日(土)
薬師寺の1300年と金堂の50年
西山 厚 先生
(奈良国立博物館名誉館員)
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10月31日(土)
『万葉集』から歴史をよむ
―描かれた天武・持統天皇像― 鈴木 喬 先生 (奈良大学文学部国文学科准教授) -
11月7日(土)
玄奘三蔵インドを行く
―唯識思想の継承― 吉村 誠 先生 (駒澤大学副学長・仏教学部教授)
- ●講演時間
各日 午後1時30分~午後3時
※午後1時 受付開始・開場
※ご講演80分/僧侶による特別公開の解説10分 - ●会場
食堂(じきどう) - ●参加費
1,000円
※食堂拝観料を含みます。別途、白鳳伽藍拝観料が必要です。
⑤薬師寺白鳳伽藍
秋の夜間特別拝観
- ●開催日
令和8年11月7日(土) 令和8年11月21日(土) - ●拝観時間
開門 午後5時30分/閉門 午後8時30分
※午後8時 受付終了 - ●拝観場所
金堂(入堂可) 正面扉を開扉しております。
国宝 東塔・西塔の夜間特別開扉
※塔の中にはお入りいただけません。 - ●夜間特別拝観料
1,000円
※昼の拝観券・優待券・招待券等はご使用できません。
※薬師寺駐車場ご利用可能(有料)