薬師寺では蓮の花が美しく咲く季節にあわせ、下記の如く「蓮華お写経会」を執行いたします。
				蓮の花は、泥のなかから芽生え、濁水につくことなく、まっすぐ美しい花を咲かせます。
				その清らかな姿は仏菩薩に喩えられ、私たちの心を癒します。
				「蓮華お写経会」では、蓮池を望む地蔵院 奥書院(通常非公開)にお写経の席をととのえ、
				蓮を眺めながら、お写経をしていただきます。日常を離れて清浄なひとときをお過ごしいただければ幸いです。
				
			
合 掌
				日 時   令和7年7月11日(金)~7月13日(日) 3日間
				各 日   午前9時より  第1部
				      午前11時より  第2部
				      午後1時半より 第3部
				受 付   薬師寺 お写経道場(15分前から受付開始)
				会 場   地蔵院 書院(通常非公開)
				ご開帳   薬師寺 秘仏 十一面観音菩薩立像(木造・室町時代)
				法要導師   加藤 朝胤 管主 他
				定 員   各20名(先着順)
				ご納経料  国宝 東塔四相像結縁特別写経 1巻1万円
			
○気候等の影響により開花時期が前後する場合があります。
			○各回約2時間を予定しておりますが、お道具の交換作業の都合上、
			 お写経の途中でお写経道場にお移りいただく場合があります。
ご参加をご希望の方は、下記までお問い合わせください。ご案内をお送り申し上げます。
《お問合わせ》
				 薬師寺 蓮華お写経会係
				〔電話〕0742-33-6001
				〔FAX〕0742-33-6004
			
以 上
 
				【特別開帳】
			
			右手に錫杖、左手に水瓶をとる十一面観音像。奈良・長谷寺のご本尊を模したお姿です。お像の内部に「南都宿院源四郎作/永正十四年六月日」と墨書されており、室町時代後期に奈良を中心に活躍した宿院仏師・源四郎の作とわかります。髪や唇の彩色、衣の截金がよく残っており、小ぶりですが端正なお姿の仏様です。本年、修理が施されたばかりのお姿をお参りいただけます。