幸せに生きる方法は、至って簡単です。先ず肩の力を抜いて大きく深呼吸してみてください。
刻々と時間は過ぎる毎日です。一瞬たりとも留まってくれません。楽しい事もあれば、腹がたったり嫌な事もあります。だから時々心に溜めた荷物をあっさり捨てて、身軽になってみませんか。目の前の出来事にかたよらないで、見えるものにこだわらないで、聞こえるものにとらわれないで、「広く広くもっと広く」と声に出してみて下さい。世の中の変化を気に留めないで、いつまでも不平不満を言わないで、前に進みましょう。

 自分という思い込みの物差しを他人に押し付けては、誰も受け入れてはくれません。疑いを捨てて、信じてみてください。すると周りの人が支えてくれるし輪が広がります。長い人生ですから山あり谷あり変化の連続です。叱られる時もあるし、悲しい時もあるし、辛い時もあります。先の事は誰にも見えないし、見える筈がありません。背伸びしたって長続きしないので、無理は禁物です。人の愚痴も聞いてあげれば相手の気持ちが治まります。それが生きている証しです。無理に正しく生きようとすれば角が立ちます。だから明るく気楽に生きてみましょう。

 身近な目標を3つ持つことです。それは短期目標と中期目標と長期目標です。夢や希望を持つことも大切です。でもいつも優しさや思いやりという慈悲の心を忘れてはいけません。それが幸せな世界の完成です。

 何でもやってみることです。訓練なきところにあるのは、野性です。訓練されて身に付いたものこそが個性なのです。生き方は大して変わらないけれど、ただ受け止め方を変えればいいだけです。心に余裕を持って前に進むことは誰にでもできることです。

 目に見える物質と目に見えない精神の調和が理想です。布施の心と、悪心を止める心と、許す心と、努力すること、慌てないで正しい判断をすることを実践すればいいのです。頭の中で理解するだけではなく、何事も挑戦してみて得た喜びや苦しみや感動は宝です。最小の効果のために、最大の努力を惜しまない実践が、何ものにも揺るがない大きな力となります。

 細かい意味なんて知らなくていい。それは自己満足の追求にしか他ならないから。苦しみが小さくなったらそれでいい筈です。
 今までの前置きは全部忘れてしまってください。全てが理屈ですから。それが無なのです。
でもこれだけは覚えておいてください。
 今日の喜びは何だったのだろうと、一日のお蔭を思い出してみましょう。呟いてみてください。心の中で唱えるだけでもいいのです。
 そして元気を出して、行こう 行こう さあ行こう さあみんなで行きましょう 手を繋いで 喜びも幸せも苦しみも悲しみも みんなで分かち合って行きましょう。
心配しないで。大丈夫 もう大丈夫。